97年製Z世代ハードロック好きの自由帳

1997年7月生まれが愛してやまないハードロックを語っています。

なにわのスキッドロウ

お引越しから1週間、退職時から数えてもちょっとずつ体調戻ってきてるから1日数回新居と旧居を行き来してようやく8割物を動かし終えた。


コンパクトカー、燃費良いし積めるからいいね。



実は旧居の物件があるのがなかなかスキッドロウな土地なんやけども、周辺住民もかなりのスキッドロウなので例を少しご紹介。



ちなみに物件のスペックは
築40年1R5帖1.8万円/月
一応キッチンもどきがついてるんやけど、玄関入ってすぐにあるし、水道がサビサビ。
ユニットバスもあるけどトイレなんて刑務所の方が新しいの使ってんじゃないかってレベルやった。浴槽も1人分の大きさやし。
あと断熱材が無いのと陽が当たらんので冬はクッソ寒い。


なぜここに入居したかって言うと、元職場の大阪の支部に異動になった際に当時年末で2週間ほどで物件探せって言われて、どの不動産屋さんも年末休みやったり、「そんな短期間で入居できるところありませんよ」って断られたりで見つからんかもって時に藁をも縋る思いで問い合わせた最後の物件がそこやったので住まざるを得なかったっていう。


今思えばここは20代で住むところではないね。
衣食住の中で一番妥協したらいけないのが住やなって身をもって知ったので、もう異動無しの仕事しかしたくない。。



ちなみに僕の旧居はほんまに建物の間に玄関があって、四方をマンションやアパートに囲まれてて陽当たりが最悪の物件。
陽当たり悪いだけならまだしも、ものの見事に囲まれてる住宅の住民がそれぞれデンジャラスっていうガチャSSR級の治安っていう。
そこに1年3ヶ月住んでたんやけど、なかなかひどい。


打線はこちら。



1中 上の階に時々来る取り立て
2右 アル中の叫び
3左 外で騒いで通行人に喧嘩売る酔っ払い
4一 隣のマンションの独り言ブツブツ言いながら帰宅し、チャリを僕のベランダに向かって投げてくるおばさま
5三 ほぼ毎日深夜にゲームの実況で「キエェェェェェ!」の叫び声と共に台パン連打するチンパン配信者
6二 深夜に友達を家に呼んでどんちゃん騒ぎしたり大声で電話するグエンさん


監督 毎晩サイレンを鳴らして駆けつけてくるもう手慣れた警察

※念の為一部脚色入れております※



1中 上の階に時々来る取り立て

朝7〜8時ぐらいに来る。頻度はバラバラ。


最初は隣のマンションの上階やと思ってたんやけど、耳をすましてみるとおんなじ建物の1個か2個上の階に来てた。


\ドンドンドン!/


「おい!居てるんやろ!?出て来い金返せ!」


(数分後)

「また来るからな!絶対返せよ!」


\ドン!(多分ドア蹴った音)/


がテンプレに。
仕事してた頃はシフトが終電帰り多めで割と朝早くに起こされるのは勘弁してくれやったけど、それよりも今時まだこういうのあることにビックリ。


2右 アル中の叫び

毎週日曜日付近になると朝に上階から聞こえてくる。
これも最初は近隣のマンションからやと思ってたんやけど、出かけて帰ってきた際にバリバリ僕の住んでる建物の上階から聞こえてきてて察した。


同居人に何かを訴えかけてるんやろうけど、そもそも元の声が太すぎるのが酒焼けしてて何を喋ってるかは9割聴き取り不可。
ひどい時は一日中聞こえてくる。

かなりの音量すぎる余りに日曜日限定の目覚まし時計になってた。


3左 外で騒いで通行人に喧嘩売る酔っ払い

これは2左と同一人物。

大抵は家の中で叫びまくりで収まるんやけども、数ヶ月に1回程度この酔っ払いが外に出て通行人にイチャモンをつける。


1回だけ武闘派おじさんに難癖をつけてバトルが始まろうとして警察呼ばれてえらいことになってた。


なお、僕は現場最寄りの電気がついてた部屋に住んでたということで警察にドア叩かれて聴き取りされた。よって重罪。


4一 独り言ブツブツ言いながら帰宅し、チャリを僕のベランダに向かって投げてくる隣のマンションのおばさま

これはお察しではあるんやけども、そこそこあたおか案件を起こしてくれたのでご紹介。


家を出る時も帰ってきた時もひたすらブツブツ喋ってるんやけど、これはデフォルトらしくて誰も気に留めてる様子はなかった。


が、冬のある日の夜に事件が起こった。


僕がベランダとも呼び難い洗濯機も置けない謎のスペースで読書をしていたところ、このおばさまが例にも漏れず呪文を暗唱しながら帰宅。


なんでも、お隣の住宅の自転車置き場に放置自転車が数台あるらしく、その押し付け合いになってたとか。
その日は運悪くおばさまが停めてるスペースにその放置自転車が置かれていたらしい。
それが気に食わなかったとかでおばさまは自転車を降りてブチギレ始め、その放置自転車を僕の家のベランダ目掛けて投げてくる。


こんな感じの図。
赤丸がおばさまで、青線は自転車を投げた向き。


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僕は読書に励んでた。
これ、LAメタルの真実。


読みたかったから探しに探して見つけたからよく読んでる。
そもそも冒頭からドンドッケンで始まり、その次にジョージリンチのインタビューとか読むしかないのよ。


話を事件に戻すと、一応ベランダはハト避けに頑丈なフェンス張り巡らせてあるから座ってるぐらいなら外から見えへんし自転車が飛んで来ようと平気やし、もうすぐ27年生きてる中で生身に自転車投げられたことが数回あるからフェンス越しで無傷ならむしろニヤニヤしながら観察案件やった。


おばさまはフェンス越しの向こうに自転車を投げて、ボッコボコに蹴る殴るしながらブツブツ言うてたけどおそらくこれも酔っ払ってたのか呂律がそもそも回ってなかった。


それから図の2本目の青線の方向にまた自転車を投げて再びボッコボコに殴る蹴る。


5分ほどして納得したのか引っ込んでった。



ここまでならまだ酔っ払いの迷惑行為でとどめられるんやけれども、まだある。
なので見事4番入りさせたっていう。



この翌日僕はいつも行く美容室に行ったんやけど、昼過ぎごろに帰ってきたら警察官が1名その事件のあったマンションに来て誰かに聞き取りしてるではないか。


なんと、その相手は昨夜自転車を投げてボッコボコにしたおばさま。



家に入って聞き耳を立てていると、おばさまがその警官を通報して呼んだらしく、放置自転車を何とかして欲しいことと、昨晩自分が行ったことを語ってた。


何がしたいんやら。
アレかな?ヤンキーの喧嘩自慢?

「で、その時俺頭来たからバッチィーンってやったってん」
的な?


どちらにせよ人間のやることかは分かりかねます。


5三 ほぼ毎日深夜にゲームの実況で「キエェェェェェ!」の叫び声と共に台パン連打するチンパン配信者


これも週3,4ぐらいで発生してたなぁ。

昨年の秋頃、秋の夜長にこだまする奇声が聞こえてきた。


「キエェェェェェ!\ドンドンドンドンドンドン!/(台パンの音)」


「おいこらそこそこ!来てる来てる!」


「スパチャあざっす!」


「何やってんねんヘッタクソ!」


「\ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!/(ヘビーな台パン4連)」



最初はまーた2,3の上階の酔っ払いかと思ったんやけど、台パンの音と声が違うなーって思って音がしたらすぐにベランダに出てみたところ、斜め向かいのマンションから聞こえてきてた。


夜11時ごろから夜中2時ごろまでずっと配信してるらしく、それっぽい用語も聞こえてくる。


斜め向かいでかなり聞こえてくるレベルやから隣上下で問題になってそうやけども引越し前まで頻度は減ったものの続いてた。


これも許せるところはゲームしながら叫んでること。暴言吐きまくってはないし、キレ度もそんなに高くないのでまだ許せる。


6二 深夜に友達を家に呼んでどんちゃん騒ぎしたり大声で電話するグエンさん

これは月2,3レベルで喧嘩してる訳でも度を超えてる訳でもないのでまだ許せる。


ただ、夜10時ぐらいから夜通し窓開けてどんちゃん騒ぎは割とうるさいからやめようね。笑



監督 毎晩サイレンを鳴らして駆けつけてくるもう手慣れた警察

なんとビックリなことに僕は毎晩パトカーのサイレンを聞いてた。


大概上の図のマンション4つかその周辺での揉め事が原因。マジで毎晩来てた。



2,3の酔っ払いが暴れたらしく数回警察が来てたんやけど、最後の方なんて警官も「またお前か!」とか叫んでてそれ聞こえてた僕は笑い転げてた。笑



動物園かな?

そこそこ治安良くない地域とは聞いてたけどまさかここまでとは思わなんだ。


これ、心理的瑕疵や告知事項の構成要件には該当しないものの大島てるに載せて良いレベルなんよなぁ...


昨年末ごろから若干不眠にも悩まされてたけど、実はこれらが原因ではなく日当たり悪すぎるっていうのが原因やと思う。
でも僕自身、バックパッカー的なことしてた時に空港の地べたで寝たり、駅のホームの固い柱にもたれかかって寝てたからこそこういううるさいところはあんまり気にならへんっていう耐性があるからおそらく普通の人は管理会社と不動産屋さんに文句不可避やと思う。





あと、今月末に車検切れるので昨日安めのところを予約してドライブがてら見積もりしに行ってきた。



すぐ見るし待っててーって言われたから待合室みたいなところ入ってくと、ヤリラフィーなマイルドヤンキーのお兄ちゃん2人組がイケイケな感じで座ってた。
おそらく18は過ぎてるやろうけど、20歳付近って感じでかなり若かった。
1人は左腕に蝶のタトゥー入ってて思わずじっと見てた。


僕が入って近くのテーブルに座ると、このサワーペーパーを僕に差し出して


「これ、あげます。サワーペーパー。あげるっす」


正直前職でヤンキーは山ほど見ててうんざりしてて、プライベートでは絶対関わりたくないから見かけで判断して避けてたんやけども、そんな自分を恥じる瞬間が来た。
お礼を言いながら受け取るとお兄ちゃんは


ヤ「お兄さんどっか出かけてはったんすか?」


僕「ちょっと車検の見積もり来てまして。お兄さんたちは?」


ヤ「俺らレンタカー借りて青春しよ思って!」


僕「いいっすねぇ~!お兄さんらどこから来られたんですか?」


ヤ「スキッドロウです。あんま言いたくないんですよねーお察しみたいな感じになるんで笑」


ヤ「あとお兄さんその格好めっちゃいいですね、俺それ好きです」


僕「ありがとうございます。ひたすら我が道を征くファッションです笑」


ヤ「周りの目とか気にしてられないっすよね、ははは笑」



なんかね、人って見かけで判断しちゃいけんなぁって改めて思った。
今まで見かけで判断しやんようにもしてきたんやけど、前職続けてるとどうしてもそういうバイアスがプライベートでも芽生えてしまうんよな。


そのお兄ちゃんらは僕の旧居よりも更に過酷なスキッドロウから来たらしいんやけど、普通に受け答えするどころか駄菓子くれるしなんか服もわざわざ褒めてくれるって、やっぱ人は見かけや育ちで判断しちゃいかんのよね。


そりゃあ大声で叫びながら台パンしたり、自転車投げてボッコボコにしてるような人間はそう判断されて然るべきやけども。笑


名前も知らない、気さくで感じの良いマイルドヤンキーのお兄ちゃんたち、ありがとう。


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