先日、なんだかんだで開設から1年経って趣味のハードロックのことをZ世代の目線で書き綴ってきたこのブログにコメントが。
僕ももう少しコメントを呼びやすいブログを書けたら良かってんけど、ここだけは人気よりも僕自身の書きたいことを優先したかったからここまでひたすら僕の書きたいことを書き連ねてきた。
兵庫県のハードオフ巡りを完結させてきた記事にコメントして下さっていたらしく、そこでヌーノについて、Extremeについて触れる機会ができた。
ヌーノと言えば、Bill Lawrence L-500のイメージがカッチリしてたんやけども、どんなプレイングが得意でどんなフレーズ弾くのか、ましてやExtremeはMore Than Wordsしか知らんレベル。
ナイトレンジャーって言われて、センチメンタルストリートのバンドって言うのと似てる。
怒られるやーつ。
ナイトレンジャーはシスタークリスチャンのバンドならギリ許してた。
そして今、僕は新たな境地に立とうとしている。
いざ、試聴。
本レポートは僕があまりにタラタラ書いてしまってたので前後編2部作にしてあります。
Extreme Ⅰこと1989年発売のExtremeをまずは聴いてんけど、正直カルチャーショックやったし粒の整ったハードロックすぎて何で今まで聴いてなかったのかレベルで衝撃やった。
もうね、実家に使ってないBill Lawrence本家のL-500が置いてあるんやけどそれをどのギターに載せよか考え始めるレベルで良すぎる。
言葉にするなら、80年代後半に出ただけあって大御所たちよりも1つ1つが全て上を行くような研究され、洗練された感じ。
特徴をコピーするだけでなく自分たちの個性も混ぜるアレンジ力もあって名前の通り極振りしたバンドやと思った。
ハードロックはなるべく聴いたことないものも食わず嫌いせずに聴こうって思ってたから毎日毎日このブログを書き始める前よりも、1年前よりも、1ヶ月前よりも多く聴こうと開拓もしてたつもりやった。
(それでもGuns'n RosesはSlashのレスポール自慢しいな点とか含めてコッテコテの商業ロック臭プンプンなのがどうも苦手で聴いてないんやけどね
それでも人の手と耳やったらやっぱりムラがあるね。
こんなに素敵でハードロックなバンドを見逃していたとは。
まずは1曲目Little Girls
イケイケなリズムが80年代前半のWhitesnakeとかSlaughter
みたいなスタイリッシュでちょっとテクニカルで、ノリノリになれるリズムがたまらん。
2曲目Wind Me Up
イントロがInto The Fire!?ってなったけどそれ以上にちょうど良いゲインとトーンのヌーノサウンド。
ボーカルめっちゃええ声すぎる。デイヴィッドカヴァーデール系のハードロック向きな中音域が得意やけど低音域もそれなりに出て、ハイトーン出させても抜群。
ボーカル誰やろうなと思って調べてみたら、ゲイリーシェローン。
アレやね、Van Halen Ⅲに参加してたボーカリストよね。
やっぱりハードロック向きの声なだけあってキャリアが物語ってる。
3曲目Kid Ego
イントロのリフがデフレパのPour Some Sugar On Me
L-500の絶妙な鼻詰まり感よ...。
CharvelのModel 5AにL-500載せようかしら。
曲調はイントロの激しさと比較して全体的に爽やかで、やっぱりアメリカ西海岸を彷彿とさせるハードロック具合。
4曲目Watching, Waiting
これまでの曲たちが若干激しかったからか、バラード枠?
それでもやっぱりヌーノ渾身の泣きのギターソロが炸裂。
ナイトレンジャー聴いてても思うけど、バラードにハードロックなソロぶち込むの最高すぎやろ。
5曲目Mutha (Don' Wanna Go School Today)
この曲は元々コメントでおすすめしていただいてたんやけども、聴いた途端に鳥肌来たね。
出だしはクリーンな感じのリフで始まり、40秒付近からトーンが効いたチョイ歪み系のVan Halenな音と共にヌーノ節が炸裂する。
この人速弾きもここまで綺麗に鳴らせられるってスゲーわ。
1分38秒ぐらいから歌い始めるんやけども、この辺りに来るとギターのVan Halenなサウンドとは打って変わって違う属性の音、強いて例えるならばWingerのSeventeenみたいな耳当たりの良いリフが非常に気持ちいい。
6曲目Teacher's Pet
イントロのヌーノサウンドがより一層トーンかかっててクセになってくる。
ゲイリーシェローン、高めの声も映えるとかすげぇよ。
基本、ハードロックバンドのボーカルって音域に専門があるもんなんよ。
ロニージェイムスディオはハイトーン専門やからAlong Comes A Spiderとかやと低音のところがキツそうに歌ってるし、デイヴィッドカヴァーデールは中音メインの人やからやっぱり高音と低音歌わんとあかんところやとちょっとブレる。それでもリカバリー上手な人やからなかなか分かりづらいけども。
ナイトレンジャーで例えても、ジャックブレイズは中音域で、ちょうど低音と高音はケリーケイギーが担ってていい感じやし、1人で全て回すことって、本人の向き不向きも関係してるから難しいどころじゃないんよね。
でもそれをゲイリーシェローンはやってのけてるんよなぁ。しかもファーストアルバムで。
ちょっと書き連ねすぎたので前編はこのくらいで。
全身の血が沸々とするハードロックに出会えるとやっぱり脳汁がすごい。
【PR】