こんにちは。
ハードロックZ世代のAkkyです。
2023年5月にこのブログを開設し、総記事数も200近くになってきております。
僕の主な目的なのですが、このブログを通して僕の人生の軌跡を残すと共に、少しでもこのブログを見る方のお役に立ちたいという思いがあるためこの記事を執筆するに至りました。
本題なのですが、僕は2024年1月に仕事でメンタルを病んでしまい、3ヶ月の休職期間を経て2024年4月末に前職を自己都合退職という形で退職しました。
現在、自己都合退職ながらも特定理由離職者扱いになるそうなので、失業保険が来年5月までの300日もらえることになったのでそれだけで生きているニートです。
休職中と失業保険受給開始までの期間、もらえるお金(傷病手当金)があるのですごく助かったなぁという思いがある反面、元上司にも散々嫌がらせと妨害を受けながら複数機関を通して申請していたので非常に申請が面倒で何度も投げ出しそうになりました。
ですのでこの記事を読まれた方や、傷病手当金を申請したい方の目にこの記事が入り、お役に立てずとも少しでも不安や問題が和らげば幸いです。
⭐︎現在進行形で休職中で傷病手当金を申請しようとされている方は太字と大きい字の部分のみ読んでいただくだけでも分かるようにしてありますのでご活用ください。
まず手始めに、僕が傷病手当金を申請するに当たってしておいて良かったことが1つだけあるのでそちらから書いておきますね。
※僕は社内規則規定の3ヶ月の休職期間を経て退職したため、退職する前提で書いています。
会社の健康保険証の写真を撮影しておいてください。
理由なのですが、休職中健康保険組合に問い合わせた際にも「記号」と「番号」を聞かれたり、申請書に記入することがあり、使う場面が多々あるからです。
更に、退職後も失業保険の受給待機期間の申請も可能であるため、健康保険証を返した後もこの「記号」と「番号」が必要になります。
いざとなった時にこの「記号」と「番号」が分からずとも結論なんとかなりますが、本人確認などでかんなり手間になるため事前に手元にメモでも写真でも残しておくだけで手間とそれによるストレスが激減します。
あともう一つ、休職期間を経て退職する前提で書いているのでこれは絶対ではありませんが、
退職時、上司に源泉徴収票を請求しておくと普通徴収分の税金を減免申請できるのがスムーズなので退職時に申し出ておくとベターです。
では、本編です。
傷病手当金って?
コロナの時にも度々登場した、病気や怪我で休んでいる期間にも全額ではありませんが補償を受けられることを指します。
①期間
休職や欠勤、退職後の働けない期間(3日以上休んでおり、4日目以降)
②最長
1年6ヶ月受給可能
③条件
1. 雇用保険に1年以上加入し、保険料を払い続けていること
ですので正社員でなくとも1年以上勤続されており、社会保険を払い続けてきたパートタイムの方でも受けることは可能です。
2. 他の休業補償などを受けていないこと
労災保険や失業手当との同時受給はできません。
Q&Aの方に期間や詳しいことは記載してあります。
④対象
業務外の事由による病気や怪我
なのですが、大半の会社が労災保険を使いたくないので勤務中のストレスが原因の精神病などは傷病手当金を申請するように人事部から伝えられます。
車の保険と同じく会社の保険を使うことになるため翌年からの保険料が上がるんでしょうね。
一応、申請はできますが会社としてはあまりして欲しくない姿勢を見せたり、ひどいところは申請を妨害したりしてくるところもある等の問題があり、僕も傷病手当金の申請しかまだしたことないため、ここでは傷病手当金についてのみまとめています。
⑤金額
直近3ヶ月の平均総支給の2/3(およそ65%ほど)
⑥必要な書類
傷病手当金給付申請書
1. 上司から印刷してもらう
休職の手続きの際に先に多めにもらっておくと後々上司とも余分に顔を合わさずに済みます。笑
2. 各健康保険組合サイトからダウンロード
必要な枚数のみ自分で印刷できるため、上司とも顔を合わせずに済みますが、印刷する手間と料金が自己負担になります。
⑦連絡する機関
健康保険組合(会社によって異なる、健康保険証に会社名と住所記載)
⑧メリット
1. 経済的な問題を気にせずに休養できる
2. 傷病手当金は給与所得には含まれないため、所得税が徴収されない。
⑨デメリット
1. 申請をするのは会社のため、しんどい中上司と直接顔を合わせたり、会社とやりとりする必要がある
2. 受給終了から5年間生命保険に入れないことがある
3. 同じ病名で再受給できない場合がある
4. 働けない人がもらうお金のため、受給中は働けない。
⑩注意点
1. 全体的に時間がかかる
傷病手当金は基本的に先のことやまだ訪れていない日の分を前借りはできません。
療養担当者の意見記載欄(お医者さんの記載欄)は
対象月の翌月にならないと渡せないので、健康保険証の切り替えに注意
お医者さんは未来のことを書くことができないため
(例)
令和6年2月15日に同年2月分(2月1日〜2月29日)の意見記載欄を記入してもらうことはできない。2月中に渡して3月1日以降に取りに行くことは可能。2月29日に取りに行くこともできない。
2. 退職後の注意
退職月の申請分は翌月以降にしかできないため、健康保険証を会社に返してから申請する必要があります。
退職後は国民健康保険のコピーを貼り付ける用事が申請書とは別途で必要になるため、退職後〜失業保険受給の分の申請は前もって健康保険組合に伝えておくと専用の用紙を送ってくれるため、スムーズに手続きを進められます。
3. 市民税などの天引き分とは別の税金が普通徴収となり、支払いに行く必要がある。
普通に在職している場合は健康保険料などと同じで天引きされるため、支払いに行く必要もありませんが、対象の時期に休職していると用紙が家に届くため自身で支払いに行かないといけません。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
ここからはQ&Aです。
Q&A
Q. 傷病手当金をもらっていた事実は再就職の際に不利では?
A. 結論、面接の段階では転職先に知れることはありません。
傷病手当金の受給の有無は社会保険に加入してからやっと分かるものなので、面接の時点ではその人が傷病手当金を受給していたかは分かりません。
なので、体調面で心配事がある場合は心配事があることのみ申告するといいと思います。
ですが入社後に健康診断の際の病気の既往歴や、社会保険の傷病手当金受給前歴照会をされた場合は会社にばれてしまいます。ですので再就職後に不利になるかは分かりません。
それが原因で解雇されることはこのご時世ですのでほぼあり得ないとは思いますが、会社としては長く勤めて欲しいため、面談されたり追及される可能性は無いとは言えません。そこは再就職後の自分に投資する意味で今は傷病手当金を受けられるといいと思います。
Q. 過去の分を遡って申請したいのですが、他の休業補償と一緒に受給できますか?
A. 対象期間が同じものであれば一緒に受給はできません。対象期間が異なるのであれば同時受給は可能です。
ですが、失業手当をもらいながら傷病手当金を過去の分を遡って受給するのは可能です。
傷病手当金は療養担当者の意見記載欄の記入に時差があるので基本的には遡っての受給になりがちですが、失業認定を受けた期間と傷病手当金の期間が被らない限りは同時に受給できます。
僕も2024年8月頭から失業保険の受給が開始したのですが、退職後の2024年5月から受給日までの期間も申請できるため、2024年9月末現在遡る形で申請しています。
Q. 上司が傷病手当金を申請してくれません...。
A. 労基案件です。
職場の住所管轄の労働基準監督署の「監督」と書いてあるところに問い合わせるか、直接窓口へ行ってその旨を伝えましょう。
労基の職員さんが会社の人事部に連絡して人事部の人間が動くのですが、あなたの上司が誰の傷病手当金を申請しないのかは分かりかねるため、あなたの個人情報を知らせる必要はありますが確実に申請をしてもらうことができます。
僕もこれを退職後にされました。2回目以降の申請で1ヶ月と1週間以上経過しているのに音沙汰が無かったため、健康保険組合に問い合わせたところ、届いていないと言われ、嫌がらせor職務怠慢なので頭に来てそのまま元職場に電話して元上司を詰めましたがこれは立派な悪い例です。
健康保険組合に問い合わせ、事実確認した上で即刻労基へ相談しましょう。
さて、こんな感じにまとめてみました。
少しでもこの記事を読まれる方のお役に立ちますように。